● 筋力増加
アスリートは、究極のパフォーマンスを手に入れるため、そして己に勝つために、トレーニングで追い込みをかけ、日々鍛錬を繰り返して理想の体を作り上げます。HMBカルシウムは、トレーニングとの併用においても筋力強化の効果が報告されており、アスリートやスポーツ愛好家に支持されています。
右の図は、3週間のレジスタンストレーニングにおける筋力の変動量をコントロール群、HMBカルシウム 1.5g/日摂取群、3g/日摂取群で比較したグラフです。
HMBカルシウムを摂取していないコントロール群と比較して、HMBカルシウムを摂取した群では筋力が有意に増加していることが示されています。
● 筋疲労軽減
トレーニングの繰り返しにより体は強くなりますが、過度に追い込みを掛けたり、突発的に激しい運動を行ったりすると筋肉は過度に破壊(分解)され、炎症します。 筋肉痛はこの炎症に伴った症状で、痛みやダルさに加え筋力も低下します。 翌日の試合やトレーニングに悪影響を及ぼすためアスリートにとっては大敵です。 また、アスリートに限らず激しい筋肉痛を好む人はいないでしょう。 HMBカルシウムには筋肉の分解抑制作用があり、この現象を低減することが報告されています。 先に紹介した筋力を比較したグラフにおいてもHMBカルシウムを摂取していないコントロール群は、レジスタンストレーニング開始直後の筋力が初期値と比較してマイナスに落ち込んでいますが、HMBカルシウム摂取群はトレーニング開始直後の筋力低下が見られません。
また、右の図は、突発的に激しい運動負荷をかけた後の筋肉痛を比較したグラフです。HMBカルシウムを摂取していないコントロール群は運動前と比較して筋肉痛が有意に増加しましたが、HMBカルシウム3g/日を摂取した群では筋肉痛の有意な変化は見られませんでした。アスリートやスポーツ愛好家からHMBカルシウムが支持されているもう一つの理由がこの筋疲労の低減による体感です。